最近、仕事をしていてふと思うのは、「どうして自分ばかりが気を使って、周りの人に動いてもらうように仕向けないといけないのか?」ということ。
例えば、他部門(特に情シス)とやりとりをすると、「そんなの知らないけど?」「マーケが勝手にやってるんでしょ?」「そっちが全部ファシリテートしてくれるんでしょ?」という、まるでクライアントのような態度を取られることが多い。プロジェクトを進めるには、全体が同じ方向を向くことが重要なのに、各部門がバラバラに動いている。
おそらくその原因は、部長や課長が他部門と話した内容が現場に落ちてこないから、担当者同士のやりとりが混乱し、風当たりも強くなる。
そして根本的には、全体の仕組みとして「プロジェクト全体を回す人がいない(または、責任を取る人が曖昧)」という構造的な問題がある。PM、PMOの意識が薄い会社は、こういうケースに陥ることが多いのではないだろうか。
さらに自分には、「他部門をけなし合う文化」 というのが肌に合わない。
この状態が普通の環境にいると、こっちまで気持ちが荒んでくる気がする。
本来は「協力して成果を出す」のが目的なのに、「どっちが悪いか」「どっちのせいか」みたいな不毛な争いに時間を使ってしまう文化だと、それでプロジェクトが進まない→余計に不満が溜まる→さらにけなし合う…の負のループ。
リスペクトがない職場というのは本当にストレスがたまるし、仕事の効率も落ちる。
でもだからといって「自分が会社を変えなきゃ」と頑張る気にはなれない。なぜなら、あと2〜3ヶ月でこの職場を離れる可能性が見えてきたから。
無駄に消耗しないために、これからの過ごし方
この会社の文化を変えようとするのは、自分の仕事じゃない。残りの期間、「最小限のストレスで仕事を回す」 ことにフォーカスしようと思う。
- 「必要最低限だけやる」と決める
→ どうせ全部自分でやっても評価されないし、消耗するだけ。 - 「責任の所在が曖昧なことには関わらない」
→ 「これって最終的に誰が判断するんですか?」と聞いて、責任が明確でないなら動かない。 - 「巻き込める人を巻き込む」
→ 「この部分、○○さんにリードしてもらえますか?」と振ることで、全部自分が背負わないようにする。 - 「リスペクトのない職場の空気に飲まれない」
→ 他部門をけなす文化に染まらず、必要な人とだけ関わる。
今後の自分へ
この職場の経験を通じて、「どういう環境で働きたいか?」を考えるようになった。今後の自分に向けて、以下のように決めておく。
1. これからどういう環境で働きたいのか?
どこに行ってもストレスがたまる人はいるはず。でも、外部の人間として関わることで、「この人との付き合いは一時的なものだ」と割り切ることができる。だからこそ、フリーランスという立場を活かし、感情的な消耗を避ける 働き方をしたい。
2. 仕事において大事にする価値観
保身のためではなく、進化のために働く。
誰かに気に入られるためでも、責任逃れのためでもなく、「どうすれば物事がより良く進むか?」を考えながら仕事をしたい。
3. フリーランスになったら、どういう働き方をしていきたいか?
自分自身を成長させながら、関わる案件がより良い方向に動いていくように働きかけたい。
「ただ目の前の仕事をこなす」だけではなく、その仕事に関わることで、何かが良くなっている実感を持てる働き方をしたい。
この会社にいる間に、全部を変えることはできない。でも、自分の考え方と行動を変えることはできる。
無理に頑張りすぎず、次のステージに向けて、エネルギーを蓄えていこう。そう、強く思った。