無能な上司にイライラしない!|ストレスを溜めずに乗り切るコツ

職場でイライラする40代のアジア人女性。デスクでストレスを感じながら、頭を抱える様子。背景には、指示を出している上司の姿がぼんやりと見える。

「上司が無能すぎて、仕事が進まない…」

「自分の方が仕事できるのに、なんでこんな人が上司なの?」

こんなふうにイライラしたことはないだろうか?

上司が頼りにならず、むしろ足を引っ張ってくると、ストレスはどんどん溜まる。それでも、会社にいる限り、彼らとうまくやっていくしかないのが現実だ。

では、どうすればこの状況を乗り切れるのか?

本記事では、「無能な上司に振り回されず、自分のエネルギーを無駄にしない方法」を考えてみる。感情を爆発させるのではなく、ストレスを減らしつつ、自分の成長につなげる方法を挙げてみよう。


目次

1. なぜ無能な上司にイライラするのか?

まず、「なぜ自分はこんなにイライラしているのか?」を整理するために、自分が上司の何にひっかかっているのか?を挙げてみた。

<ここが気になる、無能な上司>

  • 役職者は責任を持つべきなのに、それができていない
    • 役職がある以上、それ相応の仕事をしてほしいのに、指示が曖昧だったり、他部門との調整を一切しようとしない。
  • 自分の方が知見がある分野でも、上司は偉そうにするだけで聞いてくれない
    • 良い方向になるように改善提案をしても、上司にその知見がないためなかなか理解されない。さらに、改善にはパワーがいるから動こうとしない。良かれと思って動いても、報われない状況が続く。
  • 上司の指示が的外れで、無駄な仕事が増える
    • 前例踏襲なだけの、「それ、本当に必要?」と思うような仕事を振られ、結果的に業務が非効率になる。

このように、「本来あるべき姿」と「現実」とのギャップが、イライラの正体なのだと思う。


2. イライラすると損をする理由

でも、ここで一度「この感情は本当に必要か?」と立ち止まってみる。

  • 無能な上司は変わらない → 自分が疲れるだけ
    • 何度指摘しても、何を期待しても、根本的に上司が変わることはほぼない。
  • 余計なストレスが溜まる → 仕事のモチベーションが下がる
    • 上司のことを考えるたびにイライラしていたら、精神的に持たない。
  • 他人を変えるより、自分の考え方を変える方が楽
    • 他人を変えるのは至難の業。でも、自分の視点や対処法を変えることで、心の負担を軽くすることはできる。

3. イライラしないための対処法

では、具体的にどうやってこの状況を乗り切るか? いくつかの方法を考えてみた。

① 反面教師として活用する

なんでこんなことをするんだろう?何が原因なんだろう?自分なら・・・と考える習慣をつくる。

  • こういう時はこういう対応をすべきでは?
  • どんなマネジメントが部下にとってストレスか?ではどうしたらよいか?

と、目の前の問題に対して、自分なりの解決案を考える癖をつける。

例えば、任せるでもなく責任を取るでもなく、中途半端に口を出す上司がいると、かなり仕事が進めずらい。悪気はないかもしれないが、はっきり言って邪魔だし、間違った思い込みの意見を出すくらいなら黙っててほしいと思う。

さらにこのケースの場合は、上司の思いつきを無下にできないことが常。相手の機嫌を損ねずに却下するテクニックが必要になる。めんどくさいが、こうした経験は対人スキルの向上にもつながる。

そしてもし、自分がアドバイスする立場になったら、答えそのものを言うのではなく極力、気づきや考え方だけ伝えるようにしたい

自分が過去にマネジメントをしていた時は、先回り対応してしまったり、答えを先に教えてしまうことで部下のモチベーションや成長意欲を削いでしまったという経験をした。

もしまた自分が上司的な立場になるとしたら、「問いかけつつ、考えてもらう・気づいてもらう」ということを徹底したい。

② 自分の成長につなげる

無能な上司の下でも成果を出せる能力があれば、どこへ行っても通用するはず。

  • 「上司の意図をくみ取る」スキルを磨く
  • 「余計なことを考えず、効率よく仕事を回す」スキルをつける

やっかいなクライアントだと思って割り切ろう」「この状況で成果を出せれば、自分の市場価値も上がるはずだ」と考えれば、イライラを成長エネルギーに変えられると思う。

③ 淡々とこなすスキルを身につける

最後の手段としては、感情的にならず「これは仕事の一環だ」と、あっさりと割り切ることも大事。

  • 自分のキャラは捨てて、「この仕事は演技だ。私は、とあるビジネスドラマのモブ役なんだ」と思う
  • 余計な提案はせず、必要最低限のエネルギーで処理できる方法を探る
  • ほどよく休憩(サボり)を入れて、無駄なストレスを減らすための「仕事の距離感」を見つける

4. どうしてもストレスが溜まる場合

そして、どうしても上司にイライラしてしまうときは、次の方法を試す。

マインドフルネスを取り入れる

「今ここ」に意識を向けることで、感情の暴走を防ぐ。仕事中に数分間の深呼吸をする。マインドフルネスな音楽を聴く。

運動・自然に触れる時間を作る

仕事の合間や仕事終わりにウォーキングや軽いストレッチをする。自分の外や遠くへ意識を向けることで、頭の中の妄想から起こるストレスはスーッと消えていく。

副業やスキルアップに力を入れる

「いずれここを出る準備」をする。今やっていることを、どこに行っても使えるスキルとなるように、情報を整理し、まとめておくのもいいかもしれない。

さらに、

  • 副業を始める
  • 転職に向けてスキルを身につける
  • 将来の選択肢を増やす(会社員以外の働き方など)

などを考えるのもいいだろう。

「いつでも辞められる」と思うだけで、気持ちはかなり軽くなる。


まとめ

無能な上司にイライラするのは、ある意味で「自分がちゃんと仕事をしようとしている証拠」。

でも、そこで感情を乱されると、自分のエネルギーを無駄に消耗することになる。

  • 上司は変えられないが、自分の考え方は変えられる
  • イライラを成長の糧にする視点を持つ
  • 淡々とこなすスキルを身につけ、ストレスを溜めない

上司に振り回される人生より、自分の成長にフォーカスする人生の方が、よっぽど価値がある。イライラしたときは、この記事の内容を思い出そう。

まずは今週、上司にイライラしたら『これは演技だ!私はこのドラマのモブだ!』と思ってみるところから始めてみよう。

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この記事を書いた人

就職氷河期世代の40代。
10回以上の転職を経て大企業の平社員に落ち着くも、退屈をもてあます日々。
趣味はキャンプ。

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